金庫の鍵をなくしたときの対処方法

金庫を開けようとしたら鍵がない、開けられない、これは一大事です。金庫の中に大切なもの、現金や重要書類、その他絶対に失いたくないものを中に入れていることでしょう。ですが鍵をなくしてしまっては、開けることができなくなり、中のものが取り出せません。大慌てしまいがちですが、その場合にはどのように対処すればよいのでしょうか。

まずは冷静になること

鍵がないと分かったときにはパニックになりやすいですが、まず大切なことは冷静になることです。鍵をどうしてなくしたのか、どこでなくしたのか、記憶をたどりありそうなところは隅々まで探しましょう。自分ひとりで対処しようとするのではなく、家族にも協力を求めるようにします。可能性のあるところを全部探して、それでも見つからないときには、次の方法に進みます。鍵がなくても開ける方法をネットで調べます。すると幾つかの方法があることに気がつくので複数のサイトからチェックしていくことです。その中でベストな方法を判断します。つまり鍵がなくても開ける方法を試せないか、また今すぐに鍵を開ける必要があるのか、それともしばらく後でも良いのか、その緊急性により変わってきます。

すぐに鍵を開ける必要がないと思うとき

この場合の対処は、金庫のメーカーに問い合わせるのが一番確実で安心できます。メーカーからアドバイスをもらうことができますが、その主な目的は鍵を複製してもらうことです。住所氏名、連絡先、そして金庫の型番など必要なことを知らせます。メーカー側から求められる情報があり、その指示にしたがって必要なものを揃えると、数週間で複製された新しい鍵が送られてきますので、それまで待つことです。ただあまりに古い金庫だったりすると、すでにそのメーカーが対応できない、あるいはそのメーカーそのものがすでになくなっていることもあり、注意が必要です。もしこの方法が難しい場合には、あるいは今すぐに金庫を開けたい場合には、次の方法を試します。

いますぐに金庫を開けたいとき

いますぐに鍵を開けたいときに、できる方法は基本2つです。1つは金庫を壊すこと、もう1つは金庫解錠を専門とする業者に依頼することです。1つ目の金庫を壊すこと、これが最も早い方法ですが、これは男性でしかも工具を持っていないとできない荒技です。金庫の蝶番の部分を電気グラインダーで切断、あるいはバーナーなどで焼き切ること、また大バアルなどを使ってこじ開けるというものです。金庫の重厚さや強固さが関係しますが、金庫が古くてしかも高価なものでなければ、これらの方法で金庫を破壊し、取り出せます。とはいえ、高価な金庫であれば壊すことはもったいないので、したくないでしょう。その場合にはネットで調べ金庫解錠業者に依頼します。おそらく都市部であれば1時間前後で駆けつけてくれて、作業も早ければ10分ほどです。とはいえ100%絶対に開けられるというわけではなく、稀にどうしても開けられない場合もあります。ただほとんどのものは開けることは可能であり、そのスキルは見事なものです。

まとめ

金庫の鍵をなくしたときには、まず本当になくしたのかをもう一度チェックすること、そして急ぎなのかそうでないのかを冷静に見極め、それによりメーカーに鍵の複製を依頼するのか、それとも金庫を破壊するか、あるいは金庫鍵開けの専門業者に依頼するのかを判断します。金庫を開けることができたら、2度と同じ失敗をしないために、鍵の保管には十分に注意しましょう。